2008年08月29日

あっ、こんなの初めて見た!

所用で通りがかって見つけた公園。
周りが住宅地なのですが、道路から見ると緑が多くて
立木も密で大振り。昔からあった林を残したという感じ。

車を止めようと一回りしてみても駐車場は完備されていません。
路地を入ったところに停めて歩いてみると、小さな噴水があったり
ベンチがあったり、水飲み場があったりで、かなり人工的でした。

さらに奥がありそうなので歩を進めると、石段が下に伸びていました。
両側が林のようになっていて、外から見たのはこの辺だったみたい。

下に着いたら岩をあしらったりした小さな池がありました。
何か飛んでるものでもいないかと見回したらトンボが
一匹だけいました。ハラボソトンボのようです。
あっ、こんなの初めて見た!

池の周りはコンクリートで固められていて、そんなに古くない
東屋も造られていました。せっかくだから腰を下ろし携帯灰皿を
取りだし、一服。

んっ?なんか青いものがよぎらなかった? たしかによぎった。
まさかとは思いつつも、忍び足でよたよたと池に沿って歩いていくと
いましたよ〜。カワセミです。気付かれる前に先ず一枚、パシャッ。
あっ、こんなの初めて見た!

とその時、石段をどたばたと駆け下りてくる姉弟とおもわれる子ども、
蝶でも探しているのか、長い網を振り回しているではないですか。
むろんカワセミも私も一時避難。ぐるっと公園を一回りして
池の様子を見に戻ってみると、さっきの子供たちが今度は
長い網で池の中を探っていました。蝶の採集から漁に変えた模様。

家に帰って、オオゴマダラの幼虫をチェック。15ミリ位になりました。
一匹しか見えません。ツルを移動していました。
美味しそうな葉っぱを探しているのでしょうか。
とその時、足を滑らして(?)落下。
大変だとばかりに拾い上げてやろうと思ったら、
ん?ん? 20センチばかり下に糸でぶら下がっているではありませんか。
初めて見る光景です。蛹を固定するのに糸を出すのは解りますが
こんな小さな幼虫が糸を出すとは思ってもみませんでした。
落ちる瞬間にとっさに糸を出したのか、危険地帯を移動するときは
糸で身を守っているのか、どーなんでしょう。
あっ、こんなの初めて見た!

生態に詳しい蝶仲間に聞いたところ、幼虫が糸を持っているのは
考えられるけれど、こうしてぶら下がっている様子というのは
きわめて珍しいとのことでした。
よじ登ってツルに辿り着くと何事もなかったように葉っぱを探して
急ぎ足で立ち去りました。

そんなわけで今日のタイトルは「あっ、こんなの初めて見た!」でした。



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Posted by 盛田 祥夫 at 00:56│Comments(2)
この記事へのコメント
綺麗なカワセミですね。涼しげなブルーが輝いています。
水が清流ではなくてチトかわいそうな感じ。
トンボなどもいるので、水生昆虫とか小魚などもいるのでしょうか。
猿も木から・・・じゃなくって《幼虫も滑っておっこっちゃう?》そんなこともあるんですね。でも命綱も持ってたなんてびっくりです。
一日一日と大きく育っていくのは楽しみでしょうね。
Posted by miyagi at 2008年09月04日 21:36
miyagiさん

流れていないので、水は濁っていました。手入れはしているようで
汚い水たまりという感じはなかったです。
子供たちがザリガニ釣りをしたような気配がありました。
小魚も見えました。

命綱は意外でした。
その後、幼虫は見えなくなってしまいました。
サナギー羽化と撮影したかったのに残念です。
Posted by 盛田 祥夫 at 2008年09月05日 00:07
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